外科的領域に踏み込むインプラント治療には抵抗がある方も少なくないかもしれません。
その一方でインプラントによって快適な日常を取り戻した方々も大勢いらっしゃいます。
ここでは実際に治療をさせていただいた患者様の生の声をご紹介します。
大学病院でインプラント治療を進めていて手術日も8月中旬と決定しています。質問1はインプラント後の定期メンテナンスは大学病院では通うのが大変なので近場の開業医さんのインプラント治療をしている所でと考えていました。現在も大学病院は午前中しか診察していないので行く時は仕事を遅刻や休んで行く必要が有ります。ところが開業医さんに問い合わせると他でやったインプラントのメンテナンスは責任が持てないから実施した所やるべきと数件から言われました。と言う事は一生,大学病院でメンテナンスに通わないと行けないし,また仮に大学病院以外でインプラント治療をしても,やった所でメンテナンスをしないといけない事になると思います。そういう物なのでしょうか?質問2は色々な情報を聞くとインプラントは大学病院では遅れているので,インプラント治療を多数こなしている開業医の方が,良い治療が出来る,また後々の事を考えると大学病院より開業医の方が良いのでは無いかと思ってきました。それに開業医の方が口腔内の全ての治療を一人でしてくれると思いますが,大学病院では分業化となると思います。
質問気砲弔い討任垢、インプラントのトラブルというのは2つあります。1つは感染の問題です。簡単に言うとインプラントの歯周病です。つまり、お手入れ(プラークコントロール)が悪いと、天然歯と同じように感染し、インプラントを支えている骨が細菌によってやられてしまいます。ただし、これについては、予防することが十分に可能です。患者様が行う日々のプラークコントロールと歯科医院で行うメンテナンスです。これについては、開業医の先生のところで行っても差し支えないと思いますが、何か問題がおきた時に開業医の先生では責任が取れないのではないかと思います。また、大学病院の先生方は移動が多いですから、主治医の先生がかわる場合も有ると思います。もし、大学病院でインプラント治療されるのであれば、その後のフォロー(メンテナンス)の病院(開業医)を紹介していただくのがよろしいかと思います。大学の医局にいた先生で開業されている先生を紹介していただけるのではないでしょうか。インプラントが骨結合する事については、現在では、まず問題のないところまで進歩しています。長く使っていただくためには、その後の管理が一番重要だと思います。
インプラントのトラブルのもう一つの原因は、力の問題です。生理的な範囲を超えた力がかかってしまう場合、つまり、歯ぎしりやくいしばりの強い方の場合は、その力によってインプラントが駄目になったりと、トラブルが起こります。
基本的に大学病院が治療のレベルが高いということは無いと思います。ただ、設備が整っておりますので、開業医の先生方でできない部分の治療であるとか、検査が十分にできるというメリットはあると思います。(大学病院は、研究、教育もしなければならない病院ですから。)開業医の先生が進んでいるなどではありませんが、その先生がどのような研修を積んでおられるか、また、病院の患者様に対するフォロー、バックアップ体制ができているかがとても大切だと思います。
もし、迷われているようであれば、何人か開業医の先生にご相談されて、その後のフォローも含め、納得したところで治療を受けられたらいかがでしょうか。
質問2の途中からメールが読めなくなっていますので、的確にお答えできているか心配ですが何かありましたらまたメールでご相談下さい。お待ちしております。