外科的領域に踏み込むインプラント治療には抵抗がある方も少なくないかもしれません。
その一方でインプラントによって快適な日常を取り戻した方々も大勢いらっしゃいます。
ここでは実際に治療をさせていただいた患者様の生の声をご紹介します。
保険診療で部分入れ歯を作るつもりで、3週間前に右奥歯2本を抜歯し、先日抜糸しました。今になってインプラント治療に変更したいと思うのですが、問題はありますか。また、抜歯の際、「歯の根っこが顎の骨とくっついていたため顎の骨を削って抜いた。」と言われていますが、影響はありますか。
右奥歯を抜かれたという事ですが、どういう病気が原因で抜かれたのかによりますが、歯周病や根尖病巣、歯根ハセツの場合は、感染しているので、歯の根とその病巣を完全に抜歯のときに取り除かないと、骨がうまく再生しない場合が多いです。ですから、インプラントにする予定で、抜歯をする場合は、その点がきちんと処置できているかが重要です。また、仕方なく顎の骨を削って抜いた場合も骨が出来にくくなる可能性があります。歯を抜くと、2〜3ヶ月後から歯の周りの骨が吸収して無くなっていくので、現在は、インプラント予定の抜歯については、ソケットプリザーベーションといって、抜いた後出来る限りその骨が吸収しないように人工骨を入れることが良いとされています。できれば、その方法をとられた方が骨が保存できて、インプラント治療に有利になります