外科的領域に踏み込むインプラント治療には抵抗がある方も少なくないかもしれません。
その一方でインプラントによって快適な日常を取り戻した方々も大勢いらっしゃいます。
ここでは実際に治療をさせていただいた患者様の生の声をご紹介します。
現在インプラントを前提に治療を受けております。
上は前歯2本(歯根のみが1本、金属の棒が入った歯が1本)右奥歯2本しか残っていません。インプラントは前歯のみで、両奥歯はインプラントできないので、通常の義歯を使うというプランです。インターネットで先生のホームペイジを拝見し、別の選択肢も考えられるとも思い、メールを差し上げる次第でございます。実際に見ていただかないことにはお話にならないかもしれませんが、費用の概算なども含めてお教えいただければ幸甚でございます。ご多用の折、申し訳ございませんがよろしくお願い申し上げます。
ご相談の治療プランは、前歯にインプラント、奥歯にはインプラントができないので義歯という事ですが、上顎の奥歯にインプラントが出来ない可能性は非常に低いと思います。上顎の奥歯にインプラントが出来ないと言われた患者さんには、上顎の奥歯の部分には上顎洞(サイナス)という空洞があり、インプラントを埋入すると突き出てしまうから出来ません、と主治医の先生に言われたという方が多いのですが、このような場合には、サイナスリフトといって、上顎洞(サイナス)の骨を造る処置をしてインプラントを埋入することができます。この方法は、20年以上も前から行われている確立された方法ですのでご安心下さい。
インプラント治療のメリットの一つは、取りはずし式の義歯を使わないで快適によく咬めるようになることですから、通常、インプラントと取りはずし式の義歯が同じ顎(今回の場合は上顎)に混在するという治療計画を立てることはありません。
また、インプラントに義歯のクラスプ(ひっかけるバネ)をかける様なこともありません。
ですから、今回の場合、上顎はインプラントのみの治療で、取りはずし式の義歯を使わないようにされた方がよろしいと思われます。