外科的領域に踏み込むインプラント治療には抵抗がある方も少なくないかもしれません。
その一方でインプラントによって快適な日常を取り戻した方々も大勢いらっしゃいます。
ここでは実際に治療をさせていただいた患者様の生の声をご紹介します。
現在、アメリカに住んでいます。インプラント治療を勧められていますが、ボーングラフトの材質が牛の骨から作られているということを聞き、なにかしらの副作用はないのかしらと心配しています。狂牛病で騒いでいる牛の骨と聞くと・・・。言葉が不自由なので、説明をうまく理解できず不安なまま、治療を先送りにしているところです。材質は、牛の骨に限定されるのでしょうか?
ボーングラフトの材料について、お悩みのようですね。これは、アメリカの先生からのお話だと思いますが、ボーングラフトの材料は、牛骨のミネラルを使うものもあります。これは、アメリカの方では認可されているものであり、ご心配されている可能性は、非常に低いと思われます。また、その他にも、サンゴから造られたものも、非常に良い成績をおさめています。また、まったくの人工物でβーTCPという材料も良く使われています。いろんな材料がありますが、納得がいかない場合は、自家骨を使われるのをおすすめします。下顎の奥の下顎枝(ramus)から、骨を採取して、移植されるのが一番良いと思います。
自分の骨ですから、材質の心配もされる心配もないですし、成績も非常に良いと思います。お口の中から取るので入院の必要も無く、その後の不快な症状や神経症状もまったくありませんので、ご安心下さい。自分の骨を使うのが、他の人工材料を使うより信頼性の面では一番です。