外科的領域に踏み込むインプラント治療には抵抗がある方も少なくないかもしれません。
その一方でインプラントによって快適な日常を取り戻した方々も大勢いらっしゃいます。
ここでは実際に治療をさせていただいた患者様の生の声をご紹介します。
下左1本、右2本、上左1本右2本のインプラントをしました。左上奥歯ハイブリッド、メタルボンド仮付けのままで、まだ終わっていないのですが中断しています。左側のかみ合わせが悪くよく噛めません。気に入らないところはいくつかあるのですが、今一番気になっているのは、左上で、去年インプラント植立したのですが、どうしても歯肉が下がってきて、今でも1週間でも仮歯にすると、本物を入れたとき歯肉が痛くてしばらく噛めないし、それが時が経つとだんだん低くなり、低くて物が噛めない状態になります。咬み合わせそのものもうまくいっていず、他の歯に負担がいったりもします。さらに、仮止めそのものがとれて、噛むと接着が剥がれて隙間があるような感じがしています。根っこの浅い劣悪な歯なので、いろいろ障害があり、殆ど全部の歯を治療してある状態ですが、それにしても、この左上の状態は理解しがたく、医師に何度も訊ねても、納得のいく返事は得られず、たいした問題ではないように言われます。
私はこのようなことはよくあることなのか、うまくいかなかったとき生じるものなのか知りたいと思っています。それと大変忙しいのでなかなか休暇も思うようにとれないのですが、このまま当分放って置いても支障はない症状なのかについても、診ないと難しいかと思いますが、分かる範囲でご教示いただけたら幸いです。
実は藁をもすがる思いなのです。
お手数ですがよろしくお願いいたします。
仮歯から本物の被せ物にした時、歯肉が痛いというのはあまり考えられない事です。仮歯と本物の被せ物は基本的に同じ形態のものを作ります。仮歯での問題点を修正して、理想的な形にしたうえで、本物の被せ物を作りますので、本物の被せ物を入れた後しばらく咬めないというのも少し理解しがたい部分があります。また、歯肉が下がってくるということも理解しがたいです。(私の理解が足りないのかもしれませんが、こういう事は通常考えられません。)
咬み合わせが低くなり咬めないという事についてですが、3〜6ヶ月くらい仮歯ですと、仮歯はプラスチックでできていますので多少擦り減ってくることもありますが、すぐに咬み合わせが低くなって咬めなくなるということは、強い歯ぎしりや、くいしばりを持っている方でもあまり無いと思います。