インプラント手術を行ったその日のうちに歯の即日装着(1day treatment:ImmediateFunction)が可能なインプラント治療方法です。たった一日で見た目の美しさが劇的に変化し、その日のうちから完全に咬めるようになります。
イミディエートファンクションでは1本ごとの即日装着はもちろんのこと、4本のインプラントで12本の歯を即日装着することも可能です。
基本的には、インプラントは人工歯根を埋入してからしばらくの間は治癒期間を取ります。顎の骨の状態によって治癒期間は異なりますが、短くても三ヶ月は上部構造を設置することができませんでした。その間は入れ歯タイプの仮歯を使っていただいていました。
しかし、この手術方法により手術を行ったその日のうちに、見た目の美しさと噛む機能を取り戻す事ができるようになったのです。
さらに魅力的なのは従来の方法に比較して費用が安く麻酔医による静脈麻酔鎮静法によりウトウトしているうちに手術が終わり、わずか1日で咬めるようになるのです。ただし、いくつかの基本的な条件をクリアーする必要があります。
(1)CT検査から後方左右2本のインプラントは上顎洞を避けるようして傾斜埋入します。赤い部分に入れていきます。
(2)ガイド(下図:プレート)を正中にしっかりと固定します。このガイドによってインプラントの正しい位置と角度を把握します。
(3)左右2本は後方に傾斜させることで長いインプラントを埋入し、前方部には骨の形状にあったインプラントを2本の計4本を埋め込みます。
(4)インプラント埋入後、専用の義歯(入れ歯)を装着します。
(1)CTのデータを参考にガイドを使用しながら下顎神経をぎりぎり避けるようにしてなるべく後方に2本のインプラントを傾斜埋入していきます。
(2)2本が均等な間隔に埋め込みます。
(3)作成しておいた専用の義歯(入れ歯)を装着します。
(4)たった一日で劇的に変化し、その日のうちから完全に咬めるようになります。従来の総義歯のような広い面積の床が無くあごに固定されるので自分の歯を取り戻したように快適です。
残念ながら誰でもできる訳ではありません。
埋入する部位の骨量、骨密度、本数、埋入時の初期固定の強さなどによって、できる場合とできない場合があります。
正確な事前の検査が必要になります。当院ではCTスキャン精密検査ルームを併設していますので他の施設に行くことなく治療が可能かどうか正確な診断が出来ます。
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